スト担さんの深イイ話。
「ファンもSixTONESだから。」
YouTubeの配信や雑誌のインタビューで、メンバーが繰り返し言ってくれるこの発言。
私は、これはアイドルからファンへの単なる「サービス」ではなく、タレントが自分たちのファンの雰囲気や行動を把握した上で、そこに絶大な信頼と期待を込めて言ってくれている、そんな気がしています。
今回はそんなSixTONESのファン、つまり「スト担」さん達が、一体どのような理由で彼らからこんな素敵な言葉を引き出しているのか、筆者なりに考えてみたいと思います。
まず1つ目は、「新入りへの対応」について。
突然ですが、皆さんはSixTONES沼の入口に立った時、「よくしてくれた」先輩はいましたか??
「ちょっと気になっている」
「でも何から見たらいいかわからない」
「内輪ネタが理解できなくて…」
アイドルのファンになる上で、誰もが通る道ですよね。
そしてそんな「新入り予備軍」の方に先輩スト担さんが、
まるで聖母マリアかのように「優しく」手を差し伸べ、
かと思えば秀逸すぎるプレゼンと抜かりない誘導によって「確実に」沼に突き落とす様(鬼かよ)を、Twitter上ではよく目にします。
それはもう、見事な仕事っぷりで。
まずはカッコいいPVやパフォーマンスで惹き付けて、次にわちゃわちゃ楽しい動画でギャップを知らしめて、最後はバックストーリーの"エモさ"で追い討ちをかける……
……あんたらマニュアルでも配られたんか????
と言いたくなるような完璧な戦略です。
しかも、これが出来るファンがものすごく多い。
だからファン予備軍全員に漏れなく素早い対応が出来るんだと思います。
そして、ジャニーズファンのイメージとして持たれがちな「新規下げ」の空気が、スト担界隈にはあまり見られないのも特徴的ですよね。
でなければ、SixTONESが地上波に登場する度に「ストーンズ 金髪」で検索するのを、趣味ひいては生業にしている人がこんなにいるはずがないですから(私もその1人です)(あれ超楽しいよね)。
とてつもない技術と勢いがあるとはいえ、まだまだ世間からすると「新人」の彼ら。
そんな彼らが大きい世界に出るために、新規の顧客=味方を増やすことがどれだけ重要か。
その辺の理解と実行力が、スト担さんはめちゃくちゃ長けているように感じています。
そして2つ目は、スト担は「スト担を楽しむ天才」であるということ。
人気も実力もあるのに、これまでかなり理不尽な立ち位置を与えられることの多かったSixTONES。
そんな彼らのファンだからこそ、スト担さんは「逆境を逆手にとる天才」の集まりだと思います。
例えば、もはやスト担恒例ともなった大喜利大会。
動画の更新が遅れれば、その理由を考えよう選手権。
他担から#スト担余裕なさすぎと揶揄されれば、それを使って推しへの愛を叫ぼう選手権。
エラー続きでなかなかファンクラブに入れなかったときも、宣材写真の扱いが不平等だったときも。
とにかく、なんでも楽しいイベントに変えてしまう。
納得行かないこと多いけど、怒り狂って反論してやりたいけど、そこはぐっと我慢して。
だってSixTONESも頑張ってるから。
1番苦しいのは本人たちだから。
そうやって、色んな向かい風に耐えてきたんです。
しかもこれがまた面白いんだ…。。
スト担さんって語彙力モンスターの集まりだよね…?どこからその秀逸なフレーズが飛び出すんだ…????
逆境の中でも明るく、面白いことに貪欲なSixTONESのファンらしい、まさに「ファンはタレントの鏡」という言葉がよく当てはまっているなぁと。
これだからスト担はやめれないと、よく思います。
そして最後、3つ目。それは「専門家揃い」であることです。
SixTONESファンは数字に強い、これ、Jrチャンネル時代にめちゃくちゃ聞いたフレーズですよね。
Excelを巧みに操り再生回数の推移を分析する人。
どの動画が何回再生されているかをグラフでまとめる人。
どうすれば再生回数にカウントされるかをわかりやすく説明している人。。。。
とにかく、有意義な情報を流してくれる人が多い。
これはきっとスト担に、比較的大人の方が多くいらっしゃることと関係があると思います。
日中はそれぞれの専門分野でプロとして仕事をしながら、そのスキルを惜しみなくSixTONESのために振るう。
その結果ファンの間で的確な行動指針が共有できる。
しかも、それに協力的な人、「有意義な情報は共有しよう」という人がとっても多い気がします。
単に自分が楽しむためだけじゃなく、ちゃんと結果に残そう。
そんな風潮が、スト担さんの間でしっかり根付いているんだなと感じます。
いかがでしたでしょうか。
最後に、こんな最強のファンダムが生まれたのは、ひとえに彼らの魅力によるものです。
SixTONESのパフォーマンスやトークを見て、「もっと広い世界に出るべきだ」「自分たちが押し上げよう」という気持ちをもったからこそ、この団結力が実現しているわけですからね。
だから。
だからどうか、この素敵な関係性が、
ずっとずっと続いて欲しい。
そうしていつか広い世界に羽ばたいた彼らと、とてつもなく素晴らしい景色を見たい。
ここは「見せて欲しい」でも「見せてあげたい」でもなく、敢えて「見たい」と表現しておきます。
だって私たち、
「ファンもSixTONESだから。」
読んでくださりありがとうございました。