塩糸

140字じゃ足りない愛を叫ぶ

SixTONESの"エモい"話。前編。

SixTONESは少年ジャンプだ

 

 

語彙力モンスターが多いスト担さんの集うTLで、度々目にするこの秀逸なフレーズ。

 

長い間SixTONESを、あるいはジャニーズを見守ってきた方々なら、その"エモさ"は言うまでもないことだと思います。

 

 

 

 

でも中には、最近SixTONESを好きになった、さらには「今までジャニーズ興味なかったけどSixTONESで初めてジャニーズにハマった」などという、まだイマイチその"エモさ"にピンと来ていない方々もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

 

今回はそんなSixTONESの"エモい話"を、一体どの点がどのように"エモい"のかに注目しながら前編と後編に分けてまとめていきたいと思います。

 

 

 

 

 

〜ここから塩糸の語り手モードが覚醒します〜

 

 

 

 

 

 

まずは入所話から。

 

 

 

 

ジャニーズ事務所に入所するには通常、自ら履歴書を事務所に送付し、その中からほんのひと握りの少年たちがオーディションに呼ばれるところから始まります。

 

 

 

 

 

しかしジャニーズには「合格」というシステムがなく、オーディションに呼ばれた後何回かレッスンには参加させてもらえたけど、ある時から呼ばれなくなる、なんてことも珍しくありません。むしろそれが大多数。

 

 

 

 

 

毎週のようにふるいにかけられ、その中で生き残ったほんのわずかな人たちがジャニーズJrとして活動していくのです。

 

 

 

 

 

 

しかし、SixTONESの中でこの工程をきっちり踏んでいるメンバーは、厳密には北斗くん1人です。

 

 

 

 

 

ジャニーさんから直接スカウトされたきょもジェシー慎ちゃんの3人と、公開オーディションで何千人の頂点に立った髙地、そして一般的なオーディション入所ではあるものの、兄が先に事務所入りしていた樹くん。

 

 

 

 

 

 

彼らは当時から、いわゆる「エリートJr」です。

 

 

 

 

 

 

 

そして唯一の例外である北斗くんもオーディションの次の日には少年倶楽部に出演するほど、

全員が全員、最初から粒揃いの原石であったことは間違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

つまりSixTONESのメンバーには、「雑草魂で0からスタートして駆け上がって来た」という単純な話ではなく、

 

 

 

 

 

 

「誰がいつデビューしてもおかしくないほどの経歴を持ちながら」

 

 

 

 

 

 

 

「世間の期待や注目を背負い続け」

 

 

 

 

 

 

 

「それでも長年チャンスを掴めなかった」

 

 

 

 

 

 

 

ところにポイントがあるんです。

 

 

 

 

 

 

はい、もうエモい。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそんな彼らに1度目の転機が訪れます。

 

 

 

 

 

 

ドラマ「私立バカレア高校」です。

 

 

 

 

 

 

現在のSixTONESメンバーが初めて集合したドラマであり、深夜帯にしては驚異的な視聴率を誇りました。

 

 

 

 

 

 

 

彼らは「バカレア組」として人気を博し、様々な媒体で「デビューに最も近いJr」と謳われました。

 

 

 

 

 

 

 

そして何より、デビュー適齢期を迎えた思春期の彼ら自身も、そこに淡いどころではない期待を寄せていたに違いないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それだけの人気も実力もあったのに、次にデビューしたのは彼らではありませんでした。

 

 

 

 

 

 

この後バカレア組が揃ってファンの前に姿を見せることはなくなり、事実上の解体を迎えたことは、先日のYouTubeでも話題に上がりましたね。

https://youtu.be/QBTlb5Oe1QI

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、ここまでなら、ジャニーズではよくある話だったんです。

 

 

 

 

 

 

というのも、ジャニーズのグループが解体を迎えることは、実はそこまで珍しいことではないんです。

 

 

 

 

 

 

次々に華やかでフレッシュな人材が登場する傍ら、所属グループの消滅や仕事の激減を経験し、ジャニーズを去ってしまった人たちも決して少なくありません。

 

 

 

 

 

 

 

そして当時のバカレアメンバーたちも、この残酷な事態を前に不安を抱え、退所が頭をよぎったと告白しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも、彼らは帰ってきてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも、誰一人欠けず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長い間ジャニーズを見ていると分かってくることですが、一度解体されてしまったグループが復活することは、ジャニーズの中では「前代未聞」級の事態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ですからSixTONESの結成という出来事は、

本人たちの想いの強さ、そして何よりバカレアファンの方々の大きな大きな声援が、

ジャニーズの常識をほんの少しだけ動かした瞬間だったのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時の話は最近になってようやく本人たちの口から聞くことが出来るようになりましたね。

 

 

あの6人とそのファンには、この当時から、自分たちの声を遠くにまで届かせる力を持っていたんだなと、改めて感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして誕生したのが"SixTONES"です。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな彼らだったからこそ、グループ名に人数が入っていることが、当時のファンの方々にとってどれだけ嬉しいことだったか。

 

 

 

 

 

 

それは一度はバラバラにされてしまった6人が、「君たちはもう離れなくていいんだよ」と言われたようなものだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして原石というキーワードも。

 

 

 

 

 

 

 

今となってはすべて必然のように思えて仕方ありませんね。

 

 

 

 

 

 

なにより彼らはその伏線を、この後自分たちの手でしっかり回収してくれました。

 

 

 

 

 

後編ではそんな話をします。↓

 

https://shigehokushinja.hatenablog.com/entry/2019/11/18/004740

 

お付き合いありがとうございました。